補正額は、
一般会計18億2,244万9,000円、
特別会計減額4億781万7,000円、
企業会計6億2,880万円、合計20億4,343万2,000円、補正後の
予算累計額は、
一般会計で621億3,451万円、全会計の合計では1,165億2,634万1,000円となります。また、
繰越明許費として35億7,353万9,000円を計上しています。
補正予算案の主な施策のうち、
新型コロナウイルスワクチンについては、今月中旬から
医療従事者等からの接種が始まります。
市対応分としては、4月上旬から65歳以上の方を対象に接種を開始いたします。その後、4月下旬以降から基礎疾患のある方と
高齢者施設等に従事の方を開始、一般の方は5月中旬からの予定です。
接種場所は、市内の
指定医療機関での
個別接種のほか、市が設置する3か所の
集団接種会場となります。
接種費用の個人負担はありませんが、市から送付される
クーポン券が届いたら
コールセンターに予約し、
医療機関または
集団接種会場で接種する流れとなります。
今回、1人2回分の
接種費用のほか、
コールセンターや集団接種に係る業務委託料などの事務経費を計上しており、費用についてはほぼ全額、国から交付される予定です。
なお、実施に当たっては、医師会とタッグを組むとともに
ワクチン接種専門チームを設置、3月1日には市民向けの
ワクチン接種第2報を個別配布し、接種に当たっての理解を御確認いただき、3月中旬には65歳以上の方に
クーポン券をお送りします。
施設等の衛生対策の強化については、救急搬送後に
救急隊員が感染防護衣を着脱する際の感染リスクを避けるため、オゾン除菌テントシステムを導入します。こども園や学校については、国からの追加支援を受け、感染症対策を徹底するため、保健衛生用備品、消耗品等の充実を図ります。
「Go Aroundこまつ」については、利用者や店舗からの高い評価と追加実施の要望があり、第2弾の実施を見据えてチケットのデザイン発注等の準備費用を計上しています。今後、
感染拡大や地域経済の状況、国のGo Toキャンペーン事業の動向等を見極め、適切な時期に速やかに実施できるよう準備しておくものです。
社会資本整備関連は、昨年末に閣議決定された国土強靱化新5か年計画を盛り込んだ国の第三次補正予算に関連するものです。
幸八幡線は令和4年度の完成を目指し、若杉町から
八幡インターチェンジまでの区間の整備を行い、北国街道無電柱化は無散水融雪の歩道整備及び道路照明設備の設置を行うもので、本年度をもって龍助町、西町区間の整備が完了します。
安宅新地区区画整理事業は、令和4年度中の工事完成を目指し、土地造成のほか、区域内幹線道路の整備等に着手しますが、このほか通学路整備、橋梁改修等について計上しています。
公園関係では今年度から工事着手している
安宅公園リニューアルについて多目的広場整備に係る費用など、農業施設関係では農業用機械等の購入補助のほか、排水機場の耐震化などの県営事業に対する負担金等を計上しています。
教育施設関係では、矢田野小学校の大規模改造に係る費用を計上しています。
一般事業分としては、蓮代寺こども園整備への補助金、障害者医療費の増額、ふるさと納税の増額に伴う返礼品等に係る追加費用などを計上しています。
除雪費については、12月と1月の大雪への対応に係る費用について不足分を計上するものです。なお、農業用ハウス被害については、国で検討中の支援制度が決定次第、速やかにJA小松市と共に対応いたします。
歳入では、国補正予算を活用した事業に係る国庫支出金や市債の増額ほか、
感染症流行に伴う企業収益悪化等による市税及び譲与税、交付金の減額、減収補填債の増額等を行うものです。
また、今回、社会福祉の充実、教育、文化の振興、
SDGs推進等を目的に、多くの法人、団体、個人の皆様から御寄附をいただきました。また、ふるさと納税については、現在2億9,000万円余と予算を大幅に上回る御寄附をいただいており、感謝申し上げ、御意向に沿い大切に活用させていただきます。
公営
企業会計については、下水道事業会計では、国土強靱化関連としてポンプ場の機器更新のほか、石橋川排水区の遊水地整備等に係る実施設計に着手します。病院事業会計では、歳入で
感染症流行に伴う入院収益の減額と空床補償に係る県交付金を計上するとともに、歳出で感染症病棟等の改修費用に係る引当金などを計上しています。
次に、令和3年度当初予算案についてです。
本来であれば、当初予算案は年間を通した市政の予算を提示し、当該年度の市政の運営方針を明らかにするものですが、3期目の任期満了を控え、骨格予算として編成しています。
当初予算額は、
一般会計453億2,000万円、特別会計324億8,760万円、
企業会計218億1,940万円、合計996億2,700万円となり、ほかに小中学校や体育施設の空調設備整備等に係る債務負担行為額4億1,300万円を計上しています。
それでは、令和3年度当初予算案のうち、主なものについて説明いたします。
まず、歳入についてです。
厳しい経済情勢の中、景気の動向に左右される法人市民税は、当初予算計上額は7億6,300万円と前年度当初予算額に対して3億9,200万円減といたしました。個人市民税では、雇用環境の悪化に伴う所得の減少により、前年度比で5億3,200万円減の54億6,800万円。固定資産税は、収入が減少した中小事業者等に係る事業用資産の減免制度の影響もあり前年度比5億900万円減の64億3,100万円としています。市税全体では145億1,900万円と前年度から9.6%、15億3,600万円の減収としています。
なお、固定資産税及び同様の減免措置がある都市計画税については、減免相当額について補填財源として国から特別交付金5億3,000万円が交付されます。
税の直間比率見直しの影響で市税からの財源振り替えとなった地方消費税交付金は、本来税率改正の影響が平準化される来年度は27億円程度まで増えると見込んでいたものが、前年度比4,300万円減の25億5,700万円と見ています。これら市税に準じた交付金の合計は4億9,200万円増の33億1,200万円とし、実質市税額としては10億4,400万円減の178億3,100万円としています。
普通交付税と臨時財政対策債を合計した実質普通交付税については、市税や地方消費税交付金の減収などの収入面と大学運営費分の増額のほか、
コロナ禍で落ち込む地方自治体の歳入に対して一般財源総額を確保する措置など、需要面の影響を加味し、前年度比14億7,000万円増の91億7,000万円としています。
歳出では、退職予定者数の増加等により人件費全体として約2億4,000万円の増、扶助費は私立認定こども園等運営費や障害関連の給付の伸びなどにより3億6,000万円の増、合計で100億円台をさらに上回り110億円余りとしています。
公債費は、通常分は
マイナスとなりますが、県から返還される観光ファンド出資金を財源とした市債償還や市税の支払い猶予の財源振り替えとして、今年度に発行する猶予特例債の償還の影響で5億7,000万円の増としております。
投資的経費は、3月補正への前倒し、骨格予算化等の影響で48億1,000万円余としていますが15か月予算では59億2,000万円余とほぼ前年並みとなります。
予備費については、
感染拡大や地域経済の状況応じて速やかに施策を実行するため、当面の感染症対策の財源分として別途2億円を計上しています。
それでは、当初予算案に計上いたしました主な事業について説明いたします。
第1は、「まちの成長・発展に向けて」です。
北陸
新幹線小松駅開業は、当初の計画から1年程度延期され令和6年となる見通しですが、小松駅周辺の整備については計画どおり実施し、小松駅開業まで、
まちづくりのレベルを一段と高めます。
来年度、令和4年度中の供用開始を目指し、東西広場の整備に着手します。新幹線駅舎側の駅東広場は、タクシー乗り場を集約し混雑解消を図ります。在来線駅舎側の駅西広場には、新たに送迎車駐車場を設けることとし、東西広場を合わせた送迎車駐車場の台数は倍増します。また、両広場には、悪天候時でも快適に移動できるよう屋根付通路を設置します。令和3年度は、新幹線駅舎の建設工事の進捗に合わせ、駅東広場の整備に取りかかります。
また、
高架下プロムナードの活用に向け、実施設計を行います。地酒や九谷焼など小松の魅力あふれる土産コーナーと観光案内、リラックスして読書、談話ができる図書館や
ビジネスラウンジなどを備え、市民や鉄道利用者が交流、憩いの場として快適な時間を過ごすことができるとともに、小松の文化、芸術を発信する楽しい駅ナカプロムナードを目指します。
さらに、「こまつ絵巻」をテーマとして、工芸、洋画、日本画、書、写真など、市内美術関係者の総合力でこまつの美を発信するため、新幹線駅構内の改札内柱に設置する九谷焼陶板の制作のほか、
高架下プロムナードでの展示企画や展示作品の制作に取りかかります。
第2は、「観光・文化の推進」です。
11月13、14日、文化庁、
日本遺産連盟、小松市主催、観光庁共催により、
日本遺産サミットin小松が開催、歴史や文化、伝統を語る全国104のストーリーが集結します。全国の
日本遺産の紹介、シンポジウムのほか、ものづくり体験ツアー、リモートツアー、ふるさとの伝統芸能で魅了する舞台、お祭りステージ、さらにはカンボジア国シェムリアップなどの世界遺産と石文化で交流する世界とつながるオンライン会議なども予定しています。この機会に、日本のものづくりや海上交易のルーツとも言える小松市の2つの
日本遺産を発信するとともに、多様なものづくりの現場を巡る産業観光ツアーや、里山地区などの地域拠点での様々な取組の発信などを行うこととし、小松の魅力と市民、企業の総合力で全国からのゲストと交流し、おもてなしいたします。
このほか、CERABO KUTANIを拠点に産業観光を推進しているGEMBA
プロジェクトは、石材や繊維関係、食品分野まで活動を広げるほか、ものづくり観光の推進のためにウェブサイトの準備を始めます。また、能美市との連携で取り組んでいるKUTANismでは、現代アート的な工芸作品を歴史的な建造物に掛け合わせる演出を行う新たな展覧会を北陸3県の工芸都市と同時開催いたします。
第3は、「地球環境の保全」です。
今年度は、生活圏への熊の出没が目撃だけでも226件発生し、市民の皆様には大変な御心配をおかけし、さらに85町内会では草刈り、柿の除去など協力をいただきました。
市では、専門家のアドバイスを基に、人身被害の防止はもとより、人と野生獣のすみ分けの実現を目指し、こまつクマ出没防止プランを策定いたしました。出没多発地帯のゾーニングを行い、今後、重点対策地域に侵入防止柵と緩衝帯を整備することで市街地への移動を防ぎ、山間地では餌場づくりも行います。また、自動通報監視カメラや通報装置付の捕獲おりも設置するなど、ICT機器を活用し、安全で効率的な監視・捕獲体制も整備します。このほか、ドローンや赤外線スコープを配備するとともに、関係機関との連携を強化、人材・後継者育成も図ります。また、出没予防や遭遇時の対処に関する啓発のほか、クマ出没対策補助金の活用による予防対策を進めていきます。
また、全ての小中学校において
SDGsについて考える特別授業を実施いたします。
第4は、「東京オリパラとスポーツの推進」です。
5月31日に開催予定の聖火リレーでは、スポーツと音楽の力で市民の記念すべき日となるよう準備を進めています。
7月、8月には、世界9か国からカヌー、
トランポリン、パラ
カヌー競技の14チームが事前合宿で本市を訪れます。感染症対策はもとより、各国のクラブハウスや練習環境を整備し、選手が大会本番でベストパフォーマンスを発揮できるよう万全の体制で取り組みます。合宿期間中には子供たちとのオンライン交流も計画しています。
大会期間中には、パブリックビューイングや現地での応援を予定しており、
本市ゆかりの選手や事前合宿を行った各国代表選手へ熱い声援を送りましょう。
スポーツ施設の整備関連では、小松総合体育館の空調設備の新設やアリーナの床改修、トイレ改修等のリニューアル工事に対して助成するほか、小学校グラウンド、地区体育館、木場潟スポーツ研修センターテニスコートのLED化工事を実施します。
第5は、「健康・福祉・安全安心の向上」です。
新型コロナウイルス感染症対策として実施している新生児特別給付金については、感染の不安を抱きながら妊娠を継続している状況が続いていますが、骨格予算という制約もあり、当面の措置として6月30日生まれの乳児まで対象期間を延長いたします。
高齢者及び子供のインフルエンザ予防接種についても、引き続き今年度の特別措置と同一の自己負担額軽減を図ります。
国民健康保険税については、国保運営協議会の答申も踏まえ、子育て世帯の経済的負担に配慮し、18歳未満の子供の国保税均等割額を軽減いたします。
妊婦健康診査については、多胎妊娠の妊婦の心身の負担に配慮し、補助対象となる健診回数を14回から20回まで拡大いたします。
安全運転サポートカー補助金は、国の制度に上乗せ助成するものですが、国が予算を繰越し、繰越予算内で事業を継続することを決定したことから、市制度についても6月末日までの予定で延長いたします。
8050問題といった多様化、複合化する福祉ニーズに対し、新年度から始まる国の重層的支援体制整備事業を活用し、支援体制を強化します。本市では、5つの専門部会を設置しているくらし安心ネットワーク協議会の下、関係機関が連携して困難ケースに総合的に対応していますが、新たな制度を活用することでより手厚い対応が可能となったことから、複数分野の機関が参加し、支援方針を検討する会議を設置するほか、適切な支援につなぐコーディネーターを配置し、分野や制度の枠を超えたトータル的な見守り支援体制を強化します。また、地域の社会資源を活用し、居場所や就労機会を提供するほか、地区社会福祉協議会の共助による支援活動を拡充し、総合的な相談支援体制のさらなる拡充を図ります。
令和4年4月の開園を目指す松東地域こども園は、来年度から建設工事に取りかかります。里山や田園を望む絵本ホール、昆虫の森やビオトープを配した園庭など充実した環境で、遊びを通じて五感を鍛える体験型教育・保育を行います。ALTとの交流など松東みどり学園との連携やタブレット端末を活用した
幼児教育など、先進的な取組も行います。
同じく、のしろ児童館も令和4年春の開館を目指します。衛生環境にも配慮した開放的な建物とし、中庭を中心に内と外、人と地域がつながる
イメージで、地域やシニアの方も子育てに加わる多世代交流の拠点を目指します。
12月議会で承認いただいた消防団員の処遇改善については、改正された条例に基づき年報酬額を引上げし、団員の確保と地域防災力の充実強化を図っていきます。
第6は、「世界でふるさとで輝く
ひとづくり」です。
1人1台のタブレット端末の配備については、12月に全小中学校及び市立高校の児童生徒に配布、1月中に基本操作の習得を終え、今月より授業等での本格的な活用を開始しています。様々なソフト、アプリを活用し、一人一人の習熟度に合わせた学習や、児童生徒が互いに意見交換しながら理解を深め合う学びなどを進めるほか、英語でのコミュニケーション能力を伸ばし、また、いじめに関連した悩みの報告、相談など、デジタル技術を通じた効果的な授業・学習環境づくりや子供たちの心に寄り添う学校づくりを推進いたします。
また、こども園についても、
幼児教育デジタル教材を導入するなど、
幼児教育と小学校教育の円滑な接続に取り組みます。
施設整備では、荒屋小学校と日末小学校、安宅中学校の空調復旧工事を行います。
サイエンスヒルズは、展示企業の協力によりワンダーランドを一部リニューアルいたします。
第7は、「スマートシティ・スマート市役所の推進」です。
スマート市役所に向けて、昨年10月からパソコンやスマホで、いつでもどこでもオンラインで手続ができるこまつ電子申請サービスの運用を開始しており、来月からは簡単に転入手続ができるスマート窓口システムを導入し、待ち時間を短縮します。
住民情報などを管理する地方自治体の基幹システムについて、全国共通の標準仕様に準拠したクラウドシステムへの令和7年度までの移行を義務づける国の計画を受け、来年度、標準化による業務運用や関連システムへの影響などを調査し、円滑な移行に向けた課題整理や移行スケジュールの検討を行います。
あわせて、今後のデジタル社会に対応できる人材を育成するため、職員のデジタルスキル向上のための研修やICT関連の資格取得を促進していきます。
橋梁の安全点検について、
金沢大学と連携し、5G通信でアップロードされたドローンなどを活用した超高性能撮影画像をAIが分析し、損傷状況等を自動検出する実証実験に取り組みます。
また、水道管についても水道管の位置情報、材質、環境条件、修繕履歴等のデータを基にAIが分析し、劣化状態を予測診断する取組をはじめ、低コストで効果の高い予防保全、効率的な維持管理を推進します。
市内事業者のデジタル化に向けては、今年度、経営モデルチェンジ支援事業の補助率を引上げ、既に50社以上が展開しており、引き続き、生産性向上や働き方改革につながる取組を支援していきます。
また、農業分野でもスマート農業用機械の導入等に対する補助率を引上げ、効率的で生産性の高い農業を目指します。
以上が令和3年度当初予算案に計上しました主な施策の概要です。
条例案としましては、小松市介護保険条例及び小松市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてなど4件、その他の議案として工事請負契約についての1件を提出しています。
終わりに、今後の市政に対する私の思いの一端を述べさせていただきます。
世界を震撼させる感染症の流行、不透明さを増す世界情勢、本格化する人口減少や超高齢化など日本全体が大きな変革を迫られる中、今夏に
東京オリンピック・
パラリンピックが開催され、約3年後には新幹線時代の幕が開き、本市がさらに成長する時代がめぐってきます。
豊かな自然、悠久の歴史と伝統ある文化、強靱な産業力と技術力、北陸一の優れたアクセスと日本の真ん中に位置するロケーションのよさ、そして何よりふるさとを愛し、進取の気性と共創の心で、まちや人々を力強く優しく育んできた市民の皆様の力と地域の絆。こうした恵まれた
地域資源とふるさとを育んできた民の力は大いに誇るべきものです。
グローバル化が進む中、この高いポテンシャルで北陸の際立ったまち「
国際都市こまつ」をつくり上げていきます。
多くの市民の皆様から、4期目の市政を託していただけるならば、一日一日、心を込めてお一人お一人のお幸せを追求し、そして、これまでの経験と実績をフルに発揮し、みんなの笑顔あふれる最幸の小松に向け、全力で邁進する決意であります。
「学び」をテーマに変貌し続けるJR小松駅周辺を含め、
新幹線小松駅開業に向け、駅舎や周辺環境の機能と魅力を高め、南加賀の
ターミナルとしてつくり上げていきます。
小松空港は、より機能性と利便性を高めるとともに、NEW臨空ゾーンの形成により、世界とつながる北陸の拠点空港に進化させていきます。さらに、次世代技術により2大
ターミナルの接続性を高め、大
交流時代に生きる強い小松の
シンボルになります。
里山エリアは、美しい自然と産業が調和する
SDGsの
シンボルゾーンに進化させていきます。食や
次世代モビリティ開発拠点など、経済と環境が両立する新産業を創出します。また、超
長寿社会の到来を見据え、未来型産業、都市型産業など、若者や女性、シニアも働ける多様な産業と雇用を創出し、
バランスの取れた日本有数の産業都市を目指していきます。
少子・高齢化が進む中、市長就任以来、一貫して健康、福祉、医療、教育の充実に努めた結果、住みよさでは全国8位、高齢化への取組では全国1位と高い評価を得ることができました。これからも、これに甘んじることなく、子育て、働きやすさ、家族の健康と長寿など、赤ちゃんから高齢期まで、みんなの暮らしの質を一段と高める
まちづくりを進めていきます。引き続き、市民の皆様や地域、多くの応援をいただいている大学や企業、団体など、様々な方々と共に、
健康長寿を喜び合えるやさしいまちを目指していきます。
教育は最良の未来投資、人材育成は市政最大の使命です。
幼児教育から生涯学習まで、小松に住む皆様、訪れる方々が世代を問わず学ぶことができる環境づくりをさらに進めていきます。
公立小松大学の開学で構築された一貫した
人づくりの体制をさらに強化、知の拠点化で全世代に深い学びを提供していきます。また、新しい学校教育スタイルを目指し、ハード、ソフト両面から未来の学校づくりを進めていきます。
行政に対する信頼が
まちづくりの前提です。心を込めた
行財政改革で、健全財政とまち発展を両立させていきます。これからも、民間活力の導入と
民間投資を呼び込む
まちづくりで、未来に安心の財政と活力のある
都市基盤を実現していきます。
最後に、
まちづくりの究極の目的は、市民の幸せの実現であると考えます。これからも、いついかなるときでも、市民の皆様との対話を最優先し、知恵と工夫で、ふるさと小松をもっとすばらしいまちに、
NEXT10年
ビジョンの実現により、市民の皆様一人一人が幸せを実感できる、笑顔あふれる最幸の小松をつくり上げ、未来へつないでまいりましょう。
以上で提案理由の説明を終わりますが、御審議の上、全議案について原案どおり可決いただきますようよろしくお願いいたします。
───────── ◇ ─────────
◎次会日程報告
12 ◯議長(
高野哲郎君) 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。
お諮りいたします。
明9日から15日までは議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
13 ◯議長(
高野哲郎君) 御異議なしと認めます。
よって、明9日から15日までは議案調査のため休会することに決しました。
次会は、2月16日午前9時30分から会議を開き、
市長提出議案に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。
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◎散会の宣告
14 ◯議長(
高野哲郎君) 本日はこれにて散会いたします。